大神

きっかけ

前々から良いゲームとは聞いていて、セール

のタイミングで購入。モンハンRISEのver3.0がひと段落したのでプレイ。

 

道中

筆調べ

途中から十二支と気付いたけど数が合わないので猫かな?と思ってたら本当に猫だった。牛が最後なのもこまかい。どうやって筆調べの種類を判定しているのか気になる。

ボス

八岐大蛇がラスボスだと思ってたら意外と早く決戦になって当然のように物語が終わらないのでびっくりした。のちに戦う100年前の方はキングギドラかな?ってなってた。

八岐大蛇の後に何を出すのだろうと思いながら進めたら九尾の狐が出て来て納得。ツヅラオ(九十九尾)は上手い。日本神話に詳しい人なら察していたのかもしれないけど私は竜宮の最後の方になってようやく気付いた。

アイヌ神話はほぼ知らないので若干後悔している。もっと知っていれば双子の魔神を始めとしておお~となったのだろうと思う。

その他

特に終盤に月の民周りのオーバーテクノロジー感と和風な感じが混ざり合っていくのがよい。

終戦

ラスボス戦はかくあるべき、お手本みたいなラスボス戦だったなという印象。

第一形態

十三の能力を全て取られて取り返していく過程でそれぞれを順番に使っていくことが、これまでの旅路を思い出させつつちゃんとこのゲームを遊んできましたか?と問われているようだった。 ラスボスのデザインがこれまでの妖怪たちと違って明らかにオーバーテクノロジーの機械なの好き。霧隠が戻るまでのスロット運ゲーはどうするのが正解だったのか分からない。

最終形態

光明以外を取り戻して第一形態は終わり、再び全て取られてからのムービーが激熱。正直ここから最後までの流れで満点。イッスンと別れたあと彼が何をしようとしていたかは予想がついていたとは言え、それでも感動するものはする。彼の口上が読んでいて気持ちがいい。激励の台詞で涙腺が緩む人が多いのも分かる。日本神話中の天照大神にまつわる一番有名なエピソードの岩戸隠れをここにきて絡めて来るの本当にお話が上手いと思った。(察しがいいと玄冬の蝕辺りで気付く?) ”照”と”天”が浮かび上がっていよいよ最終戦って辺りでBGMが例の”太陽は昇る”に切り替わって気分は勝ち確。

戦闘開始直後に"闇"の字がバンって出るのもまさしくラスボスだし(ここもお手本っぽい)、第一形態で唯一使わなかった"光明"で闇の衣をはぎ取る流れも熱い。闇の衣が太陽によって剥がされるのはいつのどこの世でも同じ。

BGMの"太陽は昇る"、みんなで決めるゲーム音楽ベスト100(https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/)の常連であることは知りつつ聴かないでいたのだけど、今回初めて聴いて選ばれる理由が分かった。この曲で熱くならない人間居る? 最終形態のデザインはマスターハンドかな?と思ってしまったけど初見では元ネタが分からなかったので勉強が足りない。(水につかった胎児のようなものから蛭子では?とも言われているそう。)

残った伏線

終わり方的には続編で明かされるのか否か…そのままでも考える余地があって楽しい。

全体通して

アマテラスを始めとした日本神話だけと思いきや、南総里見八犬伝一寸法師かぐや姫・桃太郎・浦島太郎・埴輪・アイヌ神話・明治の文化(?)・戦艦大和(?)などなど日本の昔話を中心にしたごった煮になっておりよくここまで混ぜて一つの物語になるなぁと思った。私のプレイ順的にはモンハンRISEの次だったので、さてはCAPCOMさん和風ゲーム作るの上手いな?とも。

PS2のゲームの移植版で始める前はやや不安もあったがやはり良いゲームは時間を超える。時間を超えるだけのゲームだから今こうして私がプレイできたともいえるかもしれない。