虹を超えた話。

ありがたいことに今回のAqours 5th LoveLive! Next SPARKLING!! にも参加できたので思ったこと・感じたことを書いていこうかと。

 

僕らの走ってきた道は…

そうです!

さすがにこれ以外の曲で始まることはなさそう。6人でライブが始まるのは初めてでしたね。映画と同じ感想ですが、3年生が2番で下から出てくるところがやはり好き。間奏で”LOVELIVES”の文字を横並び9人で順にやっていく振りが良かった。劇中のシーンと現実の映像もぴったりだったのでやっぱりこれだよなぁ~となっていました。

Twitterで一部話題になっていた、”さらに走ろう それしかないと”(https://www.youtube.com/watch?v=gbFobF58W7g の6:07辺り)

でのダイヤが位置調整するところまで再現していてびっくりしました。普通そこまでする?

あと映像では最後に映画タイトルロゴがばん!って出るところが5thLiveロゴに変わっていましたね。良き。

 

スリリング・ワンウェイ

イントロのデデッデ デデッデでもうぶち上がり!この並び考えた人間控え目に言っても天才では?僕らの走ってきた道は…は比較的大人しい感じの曲でその次どうするのだろうと思っていましたがまさか2曲目にこれ???ステージの炎も相まって熱かった。”マイ ミライ トライ トライ トライライ ホンキデハシレ”でもう体力を持っていかれる。一日目の隣の方はこの時点で指を痛めていました。キャストの煽りが最高なのでいくらでも叫べる。

 

タイトルの道は…とワンウェイが係っていたのですね。Day1終わってから気付きました。タイトル的にも歌詞的にも僕らの走ってきた道は…の後にぴったりだったのでやはり天才がいる。

 

青空Jumping Heart

王道。上の話にも繋がるところで、歌詞の冒頭がご存知の通り”見たことない夢の軌道 追いかけて”なんですよね。3曲とも道がキーワードとなってて。ある意味でAqoursのこれまでとこれからを説明するに足る3曲なのかなーなんて思いました。

 

SKY JOURNEY

フェイント休憩をはさんでこれ。かなりの頻度でこの曲やっている気がするのですが映像の演出がまた今回も良かった。僕道の衣装に一枚黒のジャケットを羽織ってここまで印象変わるものかと驚きました。めっちゃかっこいい。

 

Daydream Warrior

格好いい系の曲で、しかもスリリング・ワンウェイが来ているならこれですよね。ジャケットがいい仕事をしすぎている。サビの腕を前に伸ばした状態から指を折りつつ内側に回転させる振りがとても好きなんですけど、そこの小宮さんがカメラで抜かれていて最高でした。あの黒いジャケットよすぎる(3回目)。9人の動きがビシッとそろっていたのでキレキレ。

冒頭の画面がモノトーンでめちゃめちゃ格好いい。まだ外が明るいのもあって、天井との隙間から見える空が白で、会場内が灰色~黒というコントラストが効いていた。いい時間帯だったと思う。その後は普通にカラーでした。エフェクトがまた進化したかな?って思うのでいつか見比べてみたいところですね。

 

逃走迷走メビウスループ

はいきました!しかも衣装があのドレス!最高!

今回は小宮さんの髪がウェーブかかっている感じだったのでぴったりでしたね。劇中のダイヤはストレートなのですけれど、小宮さんが黒澤ダイヤとして舞台に立つときはウェーブかかっている姿もいいと思います。(劇中のあの髪型を見たくなかったといえば嘘になりますが) あのお三方のドレス姿良すぎるのでもうすごい好き。会場も赤緑紫になるので全体的にお洒落ですよね。

鈴木さんの音源声帯、圧巻としか。それに付いて行っている二人もすごい。最後の”フォーエーバー↑”が綺麗。のびやか。

 

予測不可能Driving

メビウスループの終盤で車が見えた時点でめっちゃ嬉しかった。3人が3人として車に乗り込む台詞も好き。諏訪さんが助手席で左手を縁にかけて座っているのが本当にそのまま果南だよなあってなっていました。終始楽しそうな3年なのでもう見ていて幸せでした。”On My way!”の掛け声好き。

3年生のドライブ絶対見たくないですか?ずっと騒がしいでしょあの車。そんな願望の一部を叶えてくれましたね。

 

Marine Border Parasol

一番アイドル感が強い。傘を持って踊っている2年生よい。3人の回転が揃っていてすごく綺麗でしたね。台詞のところだったかで、逢田さんが傘を放って、伊波さんが片付けしている画が面白かった。”夏はまた来るから 違う夏が来るね”って歌詞聴くまで気付かなかったのですが今の時期にすごいマッチしている。最後のいえーい!が可愛い。

 

ハジマリロード

絶叫。

このライブ2か所目の体力が持っていかれる部分でした。この曲出た段階で掛け声入れやすいというか、入れるように作ってるまでありそうなぐらいだったので実際かなり声が出しやすいですよね。間奏で大々的に煽ってくるので楽しいこと楽しいこと。

3塁側スタンドだったので降幡さんと高槻さんがトロッコで来ていて、いやマジで近くで見るとすごく可愛い。困った。

 

Hop? Stop? Nonstop!

“できなかったことができたり~!”

これ。幕張の音響調整verっぽく低音が響いていたように感じたのはドームだからでしょうか。やっぱり鈴木さんのソロパート無敵。ソロパート最後の鞠莉の映像と鈴木さんの手の動きがまさしく完全に一致していてこれやっぱり鈴木さんの方から映画の映像作ってますよね?

欲を言えば劇中の私服でやってほしかったところではある。

MCの後に歌詞を振り返ると”好きは無敵”って歌詞が心強い。

衣装の王冠よい。

 

恋になりたいAQUARIUM

もう定番も定番。みかん色と2:3くらいの時が一番見ていて楽しい。

 

HAPPY PARTY TRAIN

“思い出を口ずさんで”の歌詞、終わった後に思いかえすと刺さりませんか?

 

君の瞳を巡る冒険

やはり格好いい。けれど恋アクの衣装に割と合わないのでなんとかしてほしい。(MY LIST~だと曜がメインが続くから避けたのだろうけれど衣装だけで言えば逆の方がいい気がする)

 

MY LIST to you!

可愛い。いつか近くで観たい曲。

 

未来の僕らは知ってるよ

“I live, I live LoveLive days!”、何度ライブで聴いてもいい。どちらのOPもこの物語をうまく表現しているなとつくづく思いますね。

 

SELF CONTROL!!

最初にアニメに出てきたとき誰がここまでになると思っていました?

Believe againは確定にしても、もう一曲くらいあるかなーだとすればSELF CONTROL!がいいなーと思っていたところにこれだったので嬉しかった。

“退路全部消しちゃえ!”のところで煽りよるのでもう困った。 Dance now!って最初はほとんどの人が噛ませっぽいだとか感じていたのに、もう会場全体を巻き込むDance now!ですよ?それだけでもこの曲につく物語性が良くって好きです。

あと1stや3rdの時のように、劇中歌であればその映像を使った後に曲に入る手法を使うこともできたのに、(恐らく)あえて何もしないで出てきてすごく潔いなと思います。あの姉妹の会話っていう名シーンオールカットしてSELF CONTROL!で殴りこんでくるの格好いい。 

 

Believe again

最強。

Believe againって叫ぶところが単純に一番気持ちいい。”Shout my song!”も好き。”we can go ~ we can fly”辺りの佐藤さんの煽り最高。会場もそれに応えて割れんばかりのコール。4thのAtpに負けず劣らずの轟音。いや本当に良かった。最後の”Ah 冒険は終わらないよ Let’s go”の伸びが一番良かった。あんなに聴いていて気持ちのいい歌声あります?CDでも勿論良かったところだし、大満足。二人が全力で、それこそ魂込めてやっているのが一目で分かるような歌い方しているのもあって自然と声が出ていました。本人たちも全力で、とは言っていたし、そもそも劇場版のおかげでハードル上がりまくってるのにそんなハードルあったか?って言わんばかりのクオリティ。素晴らしい。1月の映画から早5か月ですが、それだけ待った甲斐があるというかもう全部報われるような、そんな気分でした。

僅かに残っている記憶をたどると、確か2番で二人が背中合わせになりつつも1番と同じ振り付けをしていて…。全部通じた後の鹿角理亜だ…ってなっていました。いい演出。

あと照明がかなり綺麗ではなかったですか?ドーム天井付近にきている光の束がいい感じでした。ミラーボール的なものもあったかと思うんですが、Saint Snowに相応しく雪のような光がばらまかれていたかと記憶しています。

Believe againがSELF CONTROL!への回答、もしくはSELF CONTROL!からの進化の結果のように思っているのでそういった面でこの2曲の流れは良かった。

来年のフェスで二人も出るらしいのでぜひやってほしい。その前にチケットが欲しい。

 

Brightest Melody

衣装早変え、やらない訳がないとは思っていたけれど、実際に目にするとすごい。やはり3年生だけ変わらないのは厳しい。まず衣装がすごい好きで、ほぼ一目惚れだったのですが、ちゃんと細かいところまで再現してくれて嬉しかったですね。3年生のパンツスーツ(?)のようなあれ、あれが良い。あの衣装だと小宮さんが舞台に立つなら髪はストレートではない方が映えると思うのでメビウスループと合わせていい選択だったと思います。信用可能。

確か”輝いていたいんだ このまま進もう”の辺りだったかと思うのですが、9人横並びで下の方から手を出して最後には突き上げる形になる振り付けが好きでした。ラスサビは3年生だけが歌っていてどうするのかと思っていたところ、1-2年生の動きが止まっていたんですよね。やばくない?そんなことある?

 

Over The Next Rainbow

個人的にライブでさらに評価が上がった曲。聖良さんもといアサミさんの歌声が本当に綺麗だった。Believe againのラストと同様、聞いていて気持ちいい。”いつかまたね会えるよね いつかきっと会えるよね”の部分が刺さるというよりは、じんわりと沁みるような、そんな感じでした。流れから言えば当然だけれど、2グループがあのお互いの最強の衣装でこの曲歌っている光景がいい。

アンコール前なんかまさしく消えゆく虹そのものでしたね。

 

ホップ・ステップ・ワーイ!

映画でのキセキヒカルの代わりに始めは入っていたというところからかな?と思いました。ファンミの千秋楽から早3か月ですが自分も周りもなんだかんだ振りを覚えていてくすっとしました。

 

Jump up High

ちょっと待ってほしい。発売してない曲のフルをライブでやるなんて今までにありましたか?普通に前日から変わらないか、あってもLaYだと思ってたのでこのライブ最大の不意打ちでした。夏と爽やかさが浮かぶ今までにあんまりなかったけれどAqoursらしいいい曲だと思います。

 

アンコールの時のメモ

1日目はアンコール時の虹は、向かい側からちらほら揃い始めて徐々に色が決まってくる流れでした。(向かい側にいた人も同じことを言っていたのでどこからだったのやら…)

2日目は前日に比べるとすぐにそろった上にアリーナのみかん色もすぐに変わっていました。個人的には1日目の「スタンドが虹を作っておくからアリーナはユニットの色、宜しく」みたいな流れも好きです。

 

卒業ですね

学年曲来た時点で無いと思っていた上、MCまで終わってしまっていたのでどうするんだこれ…ってところに舞台がピンク色になって聞き覚えのある電子音が流れるではありませんか…。

しかも衣装が制服。両手を合わせて左右に振るダンス良い。1stのトリコリコの指を立てて左右に振る振り付けに惹かれた人間なので同じ雰囲気があって好きです。画面は3色に分かれて光のシャワーになっていたのと、最後に階段が出て3方向に分かれ扉があったのは覚えています。

 

Guilty!? Farewell party

Next SPARKLING!!の衣装の上にギルキスっぽいものを羽織っていました。これがまたFarewell partyという雰囲気で良かった。今回僕道後のジャケットもそうですが、いいアイデアですね。ミラーボール照明がいい仕事をする。

 

サクラバイバイ

卒業式→送別会ときてこれなのはやはり意図的ですよね?普段のユニットの順番ではなしですし。トロッコが割と近かった記憶があります。前二曲がシリアスな曲だったのに対して、曲調が安心のCYaRon!なのでメリハリがつく。

 

Next SPARKLING!!

MCを済ませていたのでどう終わらせたいかはもう察しがつきますよね。ここまで舞台が整った状態でこの曲やられたらそんなのもう無理でしょう?

パンフレットでのこの衣装は誰も翼を持っていなくて疑問でした。まあ普通にあったので何だったのか…。

やはりライブ1曲目と同様に3年生が後から入ってくる形式でしたね。映画では心象世界として登場した3年生が現実でも現れることの重さ。後述しますが、やっていることは劇中のAqoursと同じであっても、劇中と現実の別れがここでも際立っていると感じます。未熟であれど、先へ進まねばならない。

曲の終わり、フェードアウトで虹を渡りその先へ消えていくその様が刹那的な偶像でありなんと儚くも美しいことか。

キャストの方の終演後にあげていた写真で気付いたことがあり、ステージ上部の虹が副虹(赤が内、紫が外)で階段の方が主虹(赤が外、紫が内)になっていました。マジで誰がこの演出考えたんだろう??? 階段の方は最後しか虹にならないので上部の虹がずっと副虹としてあったってことなのですけれど…。劇場版にもありましたよね、副虹。語る意味は祝福と卒業だそうで。込められた想いがここまでばっちり嵌ると素晴らしいですね。

最後、虹の階段を渡っての退場はまさしく”Over the Rainbow” 青い鳥の物語として最高の締めくくりだと思います。

 

幕間!!!

素面で書いていたらドン引きする。

いやなんなんですか、あれ??? 鞠莉さんが結婚するってところだけ辛うじて劇場版っぽかったといえなくもないですけど、そこだけしかあってないのでもう意味が分からない。キャストの方々はどういう心境でアフレコしているのかぜひ聞かせてほしい。あの劇場版を観たうえで書いているなら狂気の沙汰だし、酔った状態で書いていてほしい。4thで干された間力を貯めていたといわんばかりの子安(さん)ワールド全開。個人的には二日目の方が酷かった。どこかで観た磔にされた鞠莉(誕生日近いのに)だったり、禁じ手の爆発落ち。”引き続きライブをお楽しみください”じゃあない…。後半はかなダイの二次創作。公式なのかこれは???いや普通に美味しいので頂きましたが。あとあの世界の桜内さん腹黒だと思われてるのも笑う。

ただ、正直に言えば沼点は割とダジャレが面白かったのも事実。言葉遊びが多かったですよね。円楽→円梨子/エンリコ(イタリアの男性名)とか。

 

あとがき?

今回のライブ、なんとなく劇場版をただ追っただけではないような気がしていて。これはただ私の感じたものなのですが、劇中では9人の最後の曲としてBrightest Melodyがあり、もう行かなくてはならない3年生と、形を変えながらも残り新しい歌を繋げていく1-2年生(とAqours)の歌だと思っていました。ただ、5th会場で聴いたときはそんな感じではなくって、別れるのは3年生の3人どころではなくあの劇中の9人全員なのでは…?と。

考えてみれば(ほかの媒体があるにせよ)アニメの流れはあの劇場版で確実に終了である一方、現実のAqours9人はまだ続くと言うのでそこはやはり別れなければならないのかな、という。そういうぼんやりした考えがあったからこう感じたのだと思っています。行かなくちゃならないのはあの会場においては現実の9人だし、新しい歌を繋げていくのも現実の9人なのかな、なんて。彼女たちが一心同体なのは変わらないにしても、お話的に区切りがついてしまうのは避けられないとも思いますし。

だからこそ、これから先がどうなっていくのか非常に楽しみです。先代はこのタイミングで劇中とのシンクロを維持したまま幕を降ろしました。それならば果たしてこの先ではどんなものが見られるのでしょうね? 思い返せば4thの想いよひとつになれが劇中とのシンクロを崩したこともこのように道を分かつことへの布石だったのかなと思います。

 

MCでは小宮さんが”アイドルは永遠ではないからこそだけど、Aqoursは永遠であってほしい”と言っていたり、逢田さんが”会えない時が続いても好きでいてくれますか?”であったり、伊波さんの”好きでい続けることは難しいけれど…信じている”であったり。それこそ“違う場所へ向かうとしても信じてる”、ですよね。個人の活動が増えてきて、9人の活動密度が下がるのは寂しさがある一方で、9人が望む以上は約束される集合の時への期待が高まります。

 

彼女たちと行く果てで見える”とびっきりの何か”はどんな姿をしているのでしょうか。

 

 

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