Aqours 4th Lovelive!  ~Sailing to the Sunshine~の感想記事

Aqours 4th Lovelive!  ~Sailing to the Sunshine~ に参加してきました。

今回もその感想を。

 

 

オーケストラ(浦の星交響楽団 加藤達也さん)

一番読めなかったやつ。Day1で2階席についてしばらくしてからホーム側になんかオーケストラらしきものがあるな?って時点で察しました。画面にバンと出たConductor加藤達也がかっこよすぎ。” Sailing to the Sunshine” って題で劇伴に絡んだ何かしらは…?でもどうやって?とは思いましたが、まさかオーケストラ連れてくるなんて予想できた人いるんでしょうか。オーケストラ代金払ってないが???ライブの始まりは” Main theme of LoveLive! Sunshine!!” の演奏から。ゲーム音楽ならオーケストラで聴くときがままあるにしても、アニメの劇伴をオーケストラでしかもライブで聴く機会なんてそうそうあるもんじゃないですよね。素晴らしい。

ぶっとんだ幕間も最近は慣れてきていて今回はどうなるだろうと思ってたらオーケストラ演奏で幕間でも全く休めなかったという。なんならあれ幕間ではない。そもそもオーケストラの代金を払った覚えはない。

 

君のこころは輝いてるかい?青空Jumping Heart

(各所で聴いたものが多いのでやや略。)結局今回のセトリは最後まで予想付かなかったです。この曲振り返ると今まで開幕でやったことないし分かるなあとなりました。どれも以前のライブのテーマだったりメインになりそうな曲ばかりだったのでここでやるというのはつまり…?って感じでした。少女以上がDay2で変わらなかった時点であんまり変わらないのだろうとは思いましたが…。Step Zero to Oneは1st以来だったので生は初で感慨深かったですね。

 

学年曲

こちらも全曲生で見たのは初な気がします。後半の暴力でやや飛んでるけどG線上を生はやばかった。やっぱ3年生なんだよな…。1,2年生の曲も楽しかった。

追記1:何故か書き忘れた。G線上のシンデレラについて。Day1では初めて生で見たのとか次の展開が分からなかったから問題なかったのだけど、Day2に至って歌詞しんどくなかったですか?“オーケストラで踊るダンスパーティ”“船の上でパーティ”“誰を呼ぼうか?盛り上がるね”って今回のサプライズに対してよくもまあこんなに決まった曲がありますよね…。“とんでもなんでも叶えちゃう”“一切合切叶えちゃう”のところは次の曲への布石みたいにも聴こえましたし。逢田さんが「ずっと9人で歌うのが夢だった」とも述べていたのがDay2になってこの曲で刺さるとは。

 

想いよひとつになれ

Waku-Waku-Week! とG線上のシンデレラの衣装がこの曲のものだったのでやっぱやるかーとなっていました。ただその後は誰が考えるんだこんなの、でしたね。表情もどこか1stを思い出させるようなもので。ただ、ピアノの演奏が始まって、逢田さんが手を止めて席を立っても曲が続いている。そしたら特殊イントロが彼女が下りてくるのに合わせて進む。そりゃ会場桜ピンク一色にもなるでしょう。ダンスの大幅変更の中で、逢田さんセンターに左右からくる8人と手を合わせる振りとか伊波さんの手を取るような振りが最高でした。当然、画面のアニメ映像と振りは違っていて、ただ何の違和感もなくて。ライブで新しい意味を曲に重ねてくるの本当にずるいと思います。8人の曲という縛りから4thに至って解放された事実が嬉しい。本当に良くやってくれました。

ライブ後にTwitterであの曲と出会えて幸せです、なんて言われた日にはもうね。おめでとうくらいしかかける言葉がない。

追記2:これは書いた後にTwitterとかでやっぱり?って思った話。上でも少し書いてるんですけど、アニメ映像と現実の振りが違うのすごくない?と。3rdがアニメとのシンクロに重きを置いていた分、その逆を行く演出。コンテンツとして次元を越えてのシンクロが売りの1つであるところを、それを捨てても会場全員を納得させるパフォーマンス。冷静に考えて意味分からない。失敗を失敗のまま捨て置かず塗り替えていくスタイル、最強。

あとライブ終わってから改めてこの曲聞いたら刺さりまくってやばかった。“何かを掴むことで何かを諦めない”ピアノ演奏も9人楽曲への昇華も成し遂げた彼女達にそれこそ“シンクロ”している。

 

ジングルベルがとまらない/聖なる日の祈り

ここもかなり予想外。発売時のイベントかファンミでしかやってなかったですよね。ジングルベルにかんぱーい!がよい。

 

MY舞☆TONIGHT

3rdのときのアンケートで衣装よろしくって書いたら見事に実装されたのでアンケートは書き得。黒澤姉妹でのダブルセンターであってダイヤのセンター曲ではないと思っているのですが、それでも推しがセンターの片方を務める曲が完成するとこんなにも嬉しいものだとは。半年近く待った甲斐がありました。この曲CDのジャケットからしてストレートに来てくれなかった曲なので、いやはや、小宮さんが本当にダイヤそのものでよくぞ表現してくれた…。あの衣装で赤/ピンクの燃えるような会場最高じゃないですか?2番歌詞の”憧れたのはずっと瞬く光” ”きっといつかは叶うはずだと踊ろう”あたり、東京ドームで聴くと今までと少し印象が違って聴こえます。

あとこの衣装で未熟DREAMERをきちんとやってくれたのも偉い。和風曲は和装の方が当然映えますしね。

 

MIRAI TICKET / WATER BLUE NEW WORLD

Aqours Shipというまさしく船に乗ってMIRAI TICKETのイントロが来た時の上がりようったらなかった。オーケストラを呼んだうえでこの舞台はどういうことなの…?豪華すぎない…?歌詞と、曲に合わせて進む船がもう本当にマッチしていて…。” We say ヨーソロー!” “船が往くよ” 辺りでもうやばかった。Sailing to the Sunshine, 輝きへの航海という4thライブのタイトルに一番合っていた部分だと思います。今までの事も振り返りながら船が進んで行く様を見ていました。

WBNWの方はこれの前の”起こそうキセキを!” とそれに合わせた映像が例の歩道橋のシーンになってから来たのでこれはこれで無理。そもそもDay1で来なかったのでパンフレット何の衣装で撮ったか覚えているのか…?ってなっていました。さすがにDay2ではどこか予想はつかないけど来るでしょうと考えていました。いやはやここでしたか…。 冒頭の“イマはイマで昨日と違うよ” がまさしくそれ!って感じでしたね。WBNWも舞台の船と”次の輝きへと海を渡ろう“辺りがあっていて好きでした。

MIRAI TICKETが出港準備でWATER BLUE NEW WORLDがその航海の途中みたいにも捉えられますかね。

 

キセキヒカル

いくらオーケストラ演奏があるとは言っても始まる瞬間まで信じていなかった曲。オーケストラの生演奏に合わせてこの曲やるのは本当に良かった。両日ともに船がオーケストラの前まで行って、という形でしたがどちらの曲の後でも輝きへ到達した雰囲気があっていい演出だと思います。舞台である船が物理的に進むことと彼女たちが今まで一歩一歩進んできたのが重なって表現されている…これ考えた人天才? 正直この曲は3rdの時以上の披露のされ方はないだろうと思っていたのですが、別のベクトルでこういうパフォーマンスされるとこっちも満点!みたいな感じです。間奏のDETERMINATIONのメロディー、前々からあそこが一番涙腺きついけどオーケストラの圧倒的な音でやられて耐えられるわけもなく…。今回は視界良好だったのもありあの力強い振りがちゃんと見れてそれもよかった。”投げ出したいときこそ…“の放るような振りや何か掴み取るような振りがちゃんと確認できました。3rdのときは確実に何か見たはずなのに記憶に残っていなかったので…。

 

Awaken the power

Saint Snowの二人的に絶対ないだろうと思っていたら背後から殴られた感。2人のイントロが終わったあとただでさえ盛り上がる曲なのに花火までやってくれて。ドームに轟く声がもう信じられないくらいでした。3rdの時もそうでしたがそれ以上だったように感じます。2階席の前の方では大丈夫なのこれ?ってぐらい会場が物理的に揺れていました。私はというとまあ普段絶対出ないような声で叫んでいましたよね。

忘れがちだけど冒頭、画面が左右にルビィと理亜で分かれてぐるんって回転する映像が過去最高のクオリティで流石東京ドーム~って思ってた。

 

No.10

曲自体はいいです。Atpの後のしっとり目の曲としての選抜はいいセンスだと思います。いやほんと申し訳ないけれど商品がよくない気がしますね。

 

ユメ語るよりユメ歌おう

Day2と比べてこっちは割とシンプルに楽しい曲でした。いや勇君がしんどいだけかもしれない。

 

勇気はどこに?君の胸に!

ドームで“やり残したことはないと言いたいね いつの日にか”って言ってくれるのが嬉しい。まだ最後じゃない、ってちゃんと思えた気がしますね。しっかり落ちサビで黙る人が大半で洗練されててよかった。

 

未来の僕らは知ってるよ

これは完全に願望通り。ライブの後半でこれ来たら嬉しい。画面の方に” I live, I live LoveLive Days!! ” ってばあああっと大きい文字で流れるのがめちゃめちゃよかった。ライブ後半でそのフレーズマジで刺さる。今まさに私たちのこと!って感じ。割れんばかりのコールだったし楽しい。勿論3rdで最初にこれやってOPだし始まり!って雰囲気も好き。

 

WONDERFUL STORIES

間奏の伊波さんの語りがマジで無理。なんなら3rdの時より無理。普通に最後の一曲の前の〆としてやるもんだと完全に油断してた。まさか台詞が来るとは。”初めて見た あの時”はAqoursの9人が2年半前に見たであろう東京ドームの景色とダブってるんだろうなとか考えたら確かにこの語りはここでしかできない気がします。

 

ここのMCで小宮さんの衣装の水色の話だったり伊波さんのドゥームだったりがすごい自然な流れで口から出て来ていて最初のころの緘口令みたいな事を思い出すと、時間はかかったけどこういう雰囲気に変われてよかったなと思いますね。

 

Thank you,FRIENDS!!

まあそりゃ最後。それぞれのソロが連続する後半がやばいのはわかっていたけど、降幡さんの“海風に~”が強すぎた。あれは耐えられない。“みんなと探そうか!”ってところがこれからのAqoursの姿勢な気がしてまた。ただ、別れの曲、ってイメージが消し飛んだのでやっぱりライブってすげぇなってなりました。感極まってて結構覚えてない部分もある。手話がたぶん意味があるんだろうなって調べたら案の定永遠だったり続くみたいな意味で振り付け毎度すごい。

 

 

Wアンコール

9人が舞台から出て行ったあとに照明が落ちたままだったからん?となりまさか戻ってくるなんて思っていなかった。そして最後じゃないからこそ戻ってきてくれたのだと思うと本当に感慨深い。

最後のマイクを通さない肉声で本当にありがとう以外になにも言えなかった。本当に感動だった。あそこまでして感謝を伝えてくれて…。その台詞はこちらのものなのに。あのドームにいた何万人もの人が全員水を打ったように静かに耳を澄ませていたのもよき。代えがたい経験でした。

 

あとがき

いつもいろんなところでライブをやっているAqoursがとうとう私の地元である東京ドームに来てくれたのが本当に嬉しかったですね。ドームを埋められるくらいになったという事実も含めて。そして何よりこれが最後ではない!ってことが一番。正直これの次が最後でもおかしくないくらいには考えていたので、Day2の5thライブの情報は良かった。(東京ドーム埋めた後にメットライフ2日だけって正気か???倍率厳しくない?とは全員思ってるはずだけど。)

3rdが終わってThank you, FRIENDS!!の視聴が上がってMCではまだまだって言ってたけど実際どうなの?歌詞とかやばくない?みたいな不安を全部吹き飛ばしてくれた気がします。今回個人的には4thの終わりに寂しさはあまりなくて。東京ドームが別れの地ではなくなってくれたのもまた嬉しい。Aqoursには本当に感謝しかない。偉大な先駆者が終えたこの先こそが本当の本当に誰も”見たことない夢の軌道”だと思っているので楽しみで仕方ありません。本人たちもここが新たなスタートだと言っていました。3rdから曲が増えない中今までのやり残しを全て消化したその先。だとしたらどんな景色を見せてくれるのでしょう?その新世界はどんな場所なのでしょうか、なんて。

 

今回はこの辺りで、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

追伸:Day2連番者様にはマジで頭が上がらないのでここでも謝辞を。ありがとうございました。

 

追記3:セットリストとやり残しの話。正直なところこれを書き上げた段階でもセットリストに関してはいまいちしっくり来ていなかったです。(届星やってないとかそういう事ではなく) また、上にあるやり残しは“想いよひとつになれ”と”MY舞☆TONIGHT“の衣装くらいの意味で書いていました。ただ実際はたぶんそれだけではなかったんですよね。改めて考えると、きっと“少女以上の恋がしたい”も“決めたよHand in Hand”も“ダイスキだったらダイジョウブ!”も“想いよひとつになれ”も”聖なる日の祈り“も”ジングルベルがとまらない“も“MY舞☆TONIGHT”も“WONDERFUL STORIES”もみんなみんな完成していなかった曲なのかなと思います。今までナンバリングで9人揃っていない曲だったり、そもそもやっていなかったり、衣装について妥協したものだったり、構成上切られていたり。そういう私達から見て未完成だった曲を完成させておくセットリストだったのかな、と。そりゃ少女以上がDay2で外れる筈がない。4th発表当時は東京ドームという会場がどうってより3rdから時期的に近過ぎない?って思ったものですが、最初からその時までの未完成曲を昇華させる意味合いだったなら多少早くてもこの時期しかないなと振り返れば思いますね。年が明けると映画と4thシングルと来る以上、その前に清算しておく必要があった。私の感情としては不安が吹き飛んだというよりは恐らくどこかあった心残りが消えたの方が正しそうです。ようやく全部腑に落ちました。やり残したことなどないといつの日にか言うためのセットリスト。それはまさしく約束の地、東京ドームに相応しいセットリストだったのでしょう。

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以下(も)駄文

“届かない星だとしても“をやらなかったことに理由を求めるなら

いや私絶対やるでしょくらいに思ってたんですよね。例の記事には”約束の地降臨”だったり他の雑誌媒体とかラジオとかでも、会場があの東京ドームだし当然先駆者たるμ’sへのリスペクトを語っていた9人だったので。Aqoursの楽曲のなかで一番強烈にその“星”を意識した曲だし実質公式(スクフェスの曲タイトルの字)もそう認めている曲ですし。3rdでの4thが東京ドームです、って発表の後のやや躊躇うような反応に対しての回答としても合うし。あとついでに私の願望としてそういうの抜きにしても好きだし。

まあ最後のは置いといて、セトリ的に01は外せないにしても少女以上や待ってて愛のうたを据え置きにしてまで敢えてやらなかったのはやらない側に意味があったのでは?って思いたくなる訳でして。

つまり、東京ドームにまで来た彼女らにとってあの星はもう届かない星ではないという宣言なのではないか、という。

そう考えるとむしろやらない方が正解であるし、私からしたらドームで好きな曲聴けないのは残念だけどそういう解釈すると満足でした。どっちにしても満足できる結果になるというのに全部終わった後に気付けたからよかった。もういっそいつか訪れる最後のライブまで取っておいてほしいくらいだけど普通にどっかのタイミングでやりそう。まあやったらやったで上がるのでいいんですけどね。

ここまでお付き合いありがとうございました。