ラブライブ!サンシャイン!!2期4話のお話

 

約束された黒澤ダイヤ嬢お当番回

 

 本当にダイヤちゃん推していてよかった。彼女の魅力、長所を始めとしたいろいろな側面が余すことなく描かれていて最高でした。文句なく満点。優勝。いやはや、とてもいい内容で嬉しかったですね。文句はないけれど、良かった点は沢山あるのでつらつらと書いていきます。

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 まずは3年生のいい幼馴染感。「笑いませんか…?…でも…」のいい感じに拗ねている声色よき。絶対12年生の前では見せない姿ですよね。可愛い。低めの声ではきはきしてない彼女なんて3年の前だけでしょう?そこからの爆笑するかなまり。本当、いい関係性だと思います。次のシーンで鞠莉さんが頬を引っ張られてさすが本家って言ってるのでずいぶん前からやられていたのでしょうね。あと嫉妬ファイヤーのときのもダイヤちゃん譲りということでしょう。めっちゃ意地張ってるのよくないですか?前半からそうですが、基本的に不器用すぎるよダイヤちゃん。

寂しがりやなのにね、のところのカットも美人。

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というかそれを踏まえて1期考えるとあの薄暗い生徒会室におそらく1年以上ずっと独りでいた彼女の意思の強さが間接的に再描写されてますね。いや、報われてよかったなぁという。

 フリマでお客さんに指さしているのはともかく、三津シー入ってから自身が「こんなではまた硬いと思われる…」と落胆しているシーン(アシカと園児)があるのですが、どちらも傍から見て活躍しているシーンなのですよね。アシカが餌に飛びついているのを止めたり、園児たちの暴走を一発で収拾付けたり。どちらも彼女の魅力の格好良さや事態への冷静さが改めて描かれているシーンだと思います。笛で諫めたり、鎮めたり号令者・統率者としてちゃんとしてるのにね。同時に、自分の魅力に対して一番気が付いていないのがわかるところでもありました。ややナルシストなところがある彼女ですが、それは意識してやってきていた習い事などへの自信であり、気質のような自然と養われてきた力に酷く鈍感だったりするのかなぁと思いました。(でないとあんなに良いシーンで凹みませんよね…)

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 「結局私は私でしかないのですね…」という台詞は今の自分から変わりたい=今のままでは駄目だ、と思っているように取れるのですが、自分自身がちゃんとしていると思っていない場合でないと出てこない台詞ですよね。千歌ちゃんに「ちゃんとしてるんです」って返されるまで自分の“ちゃんと”しているかどうかに自信がなかったのかなーとか考えるとまた愛おしいです。愛でたい。f:id:Metamond:20171102232818p:plain

 また、最後まで「私はどっちでもいいのですよ、別に」と意地を張る彼女と千歌ちゃんの構図は19話をどこか思わせますね。ダイヤさんのままでいてほしい、という言葉と符合しているのでしょうか。彼女の愛おしい不器用さの表れがここでまた強調されていてよい。あの表情もやっぱり19話と似ている気がします。意地張っているときのダイヤちゃんほんと硬度低めで可愛い。眉が下がっているあのカットやばくないですか?私はやばいと思います。

 EDのソロもよい。この話の後にED聴くと特に前半が今回のダイヤちゃんにぴったりだと思います。あの“ちゃんと”あろうとする園児みたいな幼少期から、紆余曲折様々なことが積み重なって今の黒澤ダイヤになっていて、そのダイヤがそのままでいいのだと、ちゃんとしているのだと仲間に認められた。彼女にとってどれだけのものだったのでしょうか。そうして今までの苦悩などが報われているのだとしたらそれは素晴らしく喜ばしいことでしょう。

(あの園児どうあがいても黒澤ダイヤ推しになりそう)

 

 キャラの掘り下げ、魅力の描きだしが非常に秀逸な回だったと思います。色眼鏡かけないでこの話を見るのは私には絶対無理ですが、ダイヤちゃん推しでなくともいい回だったのじゃないかと思います。いやバイアスかかりまくりなんであれですけど。こんなノリで2期を延々とやってくれても一向に構わないです。他の8人のこういう回も見たいところですね。

 

いや、ほんとダイヤちゃん推しでよかった。

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